今まで小児の新型コロナウィルスの罹患データが不十分であったため、その重症度が明らかとされていなかった「新型コロナウィルスによる子供の重症度」がこのたび明らかとされたようです!
中国で小児コロナ患者「2000人超」の深刻度(東洋経済ONLINE)
詳細は↑の記事にもありますが、こちらでは簡単にまとめていきたいと思います。
それではご覧ください!
重症患者の割合は?
中国では2月8日時点で2143人の小児患者が確認されていたようです(全患者数3,4546人)。今回その2143人について、どういった症状が出ていたのかが報告されています。
その2143人の内訳は次の通りです。
2143人の内訳
平均年齢:7歳(1歳以下は379人)
男女の割合:男 1213人(56.6%) 、女 930人(43.4%)
男の子の方が若干多めですが、これによる差は見られないだろうとのことです。
これらの小児患者が、新型コロナウィルスにかかった場合の症状の重さは次のようになりました。
小児患者の新型コロナウィルスによる重症度
無症状:4.4%
軽度:50.9%
中度:38.8%
重度:5.9%
今まで不明とされていた小児の場合でも、重症となる割合が約6%ほどいることが分かりました。
これは成人患者が重症化する割合の18.5%と比較すると低い数値ではありますが、親の立場から見ると楽観視できる数値とはいえません。
さらに成人患者と同様に、疾病をもつ子供の場合は重症化する割合が増加するようで、腸重積症を患っていた生後10ヶ月の小児患者は亡くなってしまったのだとか。
小さな子供は自分自身で感染を予防することが難しい場合も多いので、他の疾患を持っているお子さんの場合は特に感染に気をつけなければないらないということですね?
まとめ
小さな子供でも新型コロナウィルスに感染すると重症化してしまうケースがあることが明らかとなりました!
当然と言えば当然ですが、大人に比べて免疫力の低い子供の場合は、感染予防に対する意識の低さも重なって感染しやすい傾向があるかもしれません。
身近に小さなお子さんがいる家庭では、大人が感染しないよう注意して見守ってあげることが重要と言えそうです。
温かく、かつ、湿度が高くなればコロナウィルスは収束するとも言われていますので、春や夏に向けてしっかりと艦船予防していくようにしましょう!