全豪オープンで大躍進中の大阪なおみ選手ですが、大阪選手が契約する日清食品でまた一騒動あったようです。その内容についてまとめましたのでご覧ください!
大阪選手のアニメCMにクレームが!?
今回どういった問題が発生したかと言うと、
大阪なおみ選手がアニメキャラとして登場する「日清カップヌードル」のCMの広告動画を削除したんです。
なぜそうしたかというと、大阪選手の肌が白かったからなんです。
大阪選手と言えば日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親から産まれたハーフですよね?黒人に近い黒い肌がトレードマークの大阪選手です。
そんな大阪選手の肌の色を黒ではなく、まるで白人のように白く書いてしまったために日本だけでなく、世界各国から非難を受けているんですね。
これ描いた人、大阪なおみを見たことないんじゃないか?
つーかテニスすら見たことがないんじゃないか?
フォアやサーブ(スマッシュ?)のフォームが作画崩壊レベルの酷さ。
素人のファンアートじゃないんだからもちっとましな絵を描ける人に
描かせるべきだったと思う。https://t.co/U50kQIcMYk— にゃんにゃん (@a126799) 2019年1月20日
これに対して日清食品は「日清グループは、基本的人権を尊重し、性別や年齢、人種などに配慮して企業活動を行っており、広告宣伝においても同じポリシーを掲げています。今後はより一層人権や多様性を尊重しながら、慎重に広告宣伝を進めるようにいたします」と動画の公開を取りやめたようです。
大阪選手は現在全豪オープンの決勝戦を間近に控えた大切な時期ですから、今回の騒動で心を乱すことなく活躍を続けてほしいですね。
カップヌードルのCM
カップヌードルのCMと言えば、魔女の宅急便、アルプスの少女ハイジ、サザエさん、と大人気アニメとコラボしたCMが話題になりましたよね?これらのCM、放映当時から賛否両論あり、個人的には今回の騒動と通じる部分が多いと感じています。
CMではこれら作品のヒロインたちが高校生だったらと仮定して物語が進んでいきます。共通しているのは、魔女の宅急便ならキキとトンボが、アルプスの少女ハイジならハイジとペータが、サザエさんならサザエさんとマスオさんが、と言った具合にそれぞれの甘酸っぱい初恋のストーリーが展開されていくところです。
せいぜい10数秒程度のCMですが、原作の世界観をまるで踏襲していない点がファンの怒りを買ったと当時話題になりました。魔女の宅急便であれば舞台はクロアチアのはずなのに、なぜか日本の高校を舞台にしているのがおかしい。さらに原作ではキキが大人になった後の話も書かれているんですね。そうなると日本の高校に通うという設定はありえません。
サザエさんでもサザエさんとマスオさんが同級生のように描かれていますが、サザエさんは24歳なのに対してマスオさんは28歳、4歳もの年の差があるんです。それをさも高校の文化祭がきっかけで付き合いました、なんていう書き方をされると、原作を知っているファンからすればもう違和感しか感じなくなってしまうわけです。
カップヌードルのCMで魔女の宅急便が出たときはテンション上がったからね。 pic.twitter.com/s6u7EJE0oE
— 末次辰郎 (@tatsu575) 2018年11月29日
もちろんこれらのCMが好きだと言う方もいらっしゃるとは思いますが、私の身の回りの人に話を聞いた範囲では、好感を持っていると話した人はほとんどいませんでした。だいたいが30歳以上の原作を知っている人たちなので、原作を知らない若い世代に聞くとまた違う回答が返ってくるのかもしれませんね。
ネットの声
ネットに上がっている声としては、なんでそんなに騒ぐの?騒いでいる人たちが一番人種差別しているんじゃないの?といった意見が多かったです。
こうなるとマスコミが話題づくりしているようにも感じてしまいますね。
まとめ
今回の大阪なおみ選手のCMに関しても日清食品が白色を決定したのか、漫画家の方が書いたのかは定かではありませんが、日清食品がOKを出したことに間違いはありません。そう考えると、ここ数年の日清食品のCMのあり方には少し疑問を感じてしまいますね。
逆にこれが炎上を狙ってやっているとしたら大成功ですが・・・。
とは言っても、人種差別問題は捉え方が大変難しく、肌の色を白く書いた日清食品に人種差別の意識があるのか、はたまたそれを騒ぎ立てるメディアに根強い人種差別の意識があるのか判断が難しいと思います。当の大阪選手もこのアニメ映像には許可を出しているということなので、本人が気にしていないならそのままでもいいのでは?とも思ってしまいます。
実際ツイッターに上がっている投稿では、人種差別だと声高に主張するメディアに対する批判が多いように感じます。意外と日本人は差別意識が少ないのかもしれませんね。
ですがそういった難しい問題だからこそ、日清食品サイドとしては誤解を生まないような描写をする必要があったのではないかと思います。